技術書典9に参加したい(願望)

こんにちはもちぐみです。

久しぶりの投稿になるんですが、この9月に技術書典9がオンライン開催される予定となっており、先日サークルの募集が開始されました。

 

技術書典5に参加してから2年、同人誌また作りたいなーと思いつつ、転職してバタバタしたりで技術書典への参加をしばらく見送っていたのですが、今回こそは参加したい!と思い応募してみることにしました。

 

本の内容ですが、今回は「オンプレからクラウドへの技術の変遷」をテーマにしたいと思います。ただその切り口についていくつかアイデアがあって、どれを採用しようかちょっと悩んでいるところです。単純に技術史を書くだけでも読みものとしては面白いのかなあと思いつつ、「オンプレの価値観に慣れたエンジニアがAWSでインフラを構築ににあたって知るべきこと」みたいな切り口もいいかなと思っていたり。

 

しかし、問題は〆切までの時間が短いということですね。開催までほぼ1ヶ月!悩んでいるヒマはあんまりありません。

 

出展するのを電子書籍に限れば、入稿の時間を考える必要がないので多少余裕はありますが、それでも8月中に完成させる必要があります。

 

もう少し前から準備をはじめればよかったなあ・・・とは思うのですが、これからがんばって筆を進めたいと思います(サークル審査に通れば、の話ですが)

技術書典5(いまさら)振り返り

こんにちは。もちぐみです。

 

技術書典5の振り返りの記事を書かなければ・・・と思いながら気がつけば1週間経っていました。まだ1週間しか経ってないのか、という感じも実はあるのですが。

ということで今更感はあるのですが、振り返りになります。

【売上について】

売上は53部でした。これはだいたい当日朝の時点のチェック数と同じ数でした。

紙の本売り切れた!という景気のいいことにはならなかったのですが、ニッチな本だし宣伝予定だったこのブログを全然更新できていない中、思ったより健闘したかな、という感想です。早割で印刷をお願いしたこともあり、印刷代も安く済んだので、経費もろもろ併せて黒字で着地しています。

余った本はどうしようかなーと思っていたのですが(当日はとりあえず家に持って帰った)、twitter上で通販で買いたいというご要望もありがたいことに頂いたので、BOOTHにでも出展しようかと思います。

 

【当日について】

サークルの売り子をするのは初めてだったのでちょっと緊張しましたが、なんとかこなせました。時間が過ぎるのが早かったです。

印刷は日光企画さんに依頼し、会場へ直送してもらったので、届いているかどうかちょっと不安でしたが、ちゃんと届いていましたし日光企画の方が確認に来ていただけました。細かい心遣いがありがたかったです。

当日初めて本を受け取ったわけですが、やはり自分の原稿が本になっているのは感慨深かったです。あと、本が思ったより厚くて驚きました。ページ数は88Pで、技術書典だと100P越えの本を出す人も多いので88Pじゃー少ないほうだろと思ったのですが、十分厚かった。実際には60Pくらいでも同人誌としては十分なのかもしれません。

寄っていただいた方からいろいろと質問やご意見をいただきました。こういう交流も楽しいものですね。ちょっとピックアップしておきます。

  • Splunkは試しに無償で使えるのか?
    →これは複数の方に質問いただきました。Splunkはログの取り込みが1日500MBまでに制限された無償版があるのですが、ちょっと分かりにくいのですよね。Splunk enterpriseをダウンロードして、有償ライセンスを適用しなければ、60日間の評価期間(この間はすべての機能が使える)終了後無償版に移行します。
  • デザインのコツについても書いてほしかった
    →これはすでにダッシュボードを作っている方の意見で、「ダッシュボードを作ったはいいが実際に見る人があんまりちゃんと見てくれない」と悩んでいるそうで、よく見せるノウハウが欲しい、と思っているということでした。
    これはよく分かる悩みです・・・というか私も同じ悩みを抱えてます^^; なのでこの話題についてあまり偉そうなことは書けないのですが、今後の参考にさせてもらいたいと思います。

【今後について】

同人誌作りは面白かったので、次回もできれば出展したいと思います。

ただ次回のテーマはどうしようかなと思っていますが・・・実際のところSplunkは本業ではないもので。Metasploitの使い方でも書こうかなと思いますが、これまた割合ニッチです。まあ、ゆっくり考えることにします。

 

最後に、弊サークルにお越しいただいた方、ご購入いただいた方、あらためてありがとうございます。感想などお寄せいただければ幸いです。

 

ではでは。

 

 

入稿のドタバタ

ひさしぶりの更新のついで、原稿の入稿についてちょっと書いときます。

私は原稿は日光企画さんに早割で入稿しました。そんなに刷る予定はないのでオンデマンド印刷。9月15日(土)までに申し込めば50%オフというかなりお得な内容でした。

原稿自体は9月はじめ、早割の〆切よりもかなり早く書き上げたので「余裕やろ」と油断していたのですが、その後レビューして手直ししていたら、結局早割での〆切当日にドタバタしながら入稿する羽目になりました。まあ、最速の早割の〆切なので、考えたらそんなに慌てることもないんだけども、やっぱりなるべくコストは安く済ませたたかったもので・・・

入稿で一番失敗したのは、申し込み前に見積もりを先に取るべきであることを知らなかった、ということです。

日光企画の場合、入稿はWebの入力フォームからできるのですが、この入力フォームで、見積もりで算出した金額を自分で入力する欄があり、そこではじめてこの事実を知りました。

もちろん価格表はあるので、金額を自分ではじき出すこともできるのですが、早割による割引、オプションなどを考慮して、はたして自分が算出した価格が本当に正しいのか・・・という不安がよぎります。

じつはWebで見積もり・支払いをするシステムも日光企画は用意しているのですが、今回私が使った早割(オンデマンド印刷、50%オフ)では使えない模様。

直接日光企画のお店に持って行く・・・という方法も考えられたけども、気づいた時点で、家を出てもお店の営業時間に間に合わない時間。

これは今日は入稿は無理か・・・と思ったけれども、一縷の希望をかけてお店に電話。「見積もり取っていないんですが、これ今日申し込むのは無理でしょうか」と聞いてみると・・・なんと、「あとで本を確認してから見積もりは送ってあげるからとりあえず申し込んで」というお返事。天使か。

ということで、なんとかギリギリ申し込み。「もしかしてあとからの見積もりでは割引率が下がったりするのでは?」とも思いましたが、後日来た見積もりでは当初の割引率がきちんと反映されていました。

とはいえ、お店の負担を減らすためにも、ルールどおり先に見積もりは取るのが本筋。次に同人誌を作るときにはちゃんと先に見積もりを取ろうと思います。

以上、入稿時の反省でした。

 

技術書典5まであと(約)1週間

気がついたらブログ更新すっかり止まっていました。初心者が同人誌を作る過程を記事にしようと思っていたんだけども、同人誌作っている間はそっちに時間を割いて記事書く時間が無く、書き上げて入稿したらしたらで安心感と達成感でなんか活動力が低下していたという・・・反省。

まあそれはともかく、技術書典もついにあと1週間となりました。これを書いているのは9月30日なので、正確にはあと8日、なわけですが。はじめてのサークル参加なので、なかなかどきどきしています。

 

当日は妻と二人で売り子をする予定です。Splunk(しかも基盤ではなくApp側)の解説本にどれほど需要があるものか分かりませんが、よろしくお願いします。

 

 

 

技術書典5 頒布同人誌「Splunk Appの作り方」 見本

まだ見直しはかけていますが、技術書典5で頒布予定の同人誌「Splunk Appの作りかた」の原稿はとりあえず完成しました。印刷所さんには早割でお願いできそうで、ほっとしています。

 

さて技術書典5の一般参加者の方向けのサイトもいよいよ9/10公開予定ということで、このブログでも見本を公開しておきたいと思います。とりあえず表紙と現時点での見出し、までです。ご興味あれば、ぜひとも「う37 もちぐみ」のブースまでいらしてください。

 

表紙

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妻が書いてくれました。アイコンにもしているマスコット(名前は『もちくん』だそうです・・・)が洞窟を探検している絵です。「Splunk」がSpelunk(洞窟を探検するという意味の英単語。「スペランカー」の語源でもありますね・・・)から来ていることとかけている感じです。それにしてもこいつはたいまつをどう持っているんでしょうか。

 

目次

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場所

 冒頭にも書きましたが「う38」となります。

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ということでよろしくおねがいします!

Splunkの日本語の技術情報の少なさ

たとえばQiitaで「Splunk」のタグを確認すると、投稿は2018年8月時点で108件。比較としてよく出されるELKでは「Elastic search」のタグでの投稿305件、「Kibana」なら820件投稿があるので、いささか少ないな、という印象を持つ。

Splunkはいろいろな企業で使われていて、じっさいわたしが客先に行って話すと「もうSplunkを導入している」という聞く機会が多い。それにSplunkはプラットフォームであり、ネット上で技術情報の(日本語での)共有が少ないのはちょっと不思議に感じる。

まあ、理由としてはやはり

  • OSSでなく商用ソフトウェアである

ということが大きいのかもしれない。たしかに商用ソフトウェアだと情報の共有はOSSよりは少しやり辛い。ただ、クエリの書き方やダッシュボードの作り方など、Splunkは使うのに結構ノウハウが要るので、その共有はもう少しされても良いんじゃないかという気がする。実際、英語が主なSplunkの公式のコミュニティサイト(最近わたしも回答者としてちょっと参加している)では、かなり活発にQ&Aが行われている。ノウハウを知りたい人は多いように思う。

(でもQiitaでのSplunk記事の「いいね」数もあまり多くないのだけど・・・)

Splunkは大規模な運用で使われることが多いので、個々人で手軽に使って検証するようなことがしづらい、という印象が持たれているのかもしれない。

ただ、Splunkは昔から500MBまでの小規模利用は無償で利用できる。Splunkのサイトが説明不足で無償版があるんだかないんだか分かりづらいが、いまもある。通常版のSplunkをインストールすると評価版として60日間動かすことができ、その間にライセンスを入れなければ、自動的に無償版に移行するのだ。

そのうえ、Splunkは小規模な環境ならパッケージ一つのインストールでGUIからログ取り込みまですべて行える。つまりELKスタックで提供されていることが一つのパッケージでできる。ちょっと使うなら実は手軽なのである。

というわけなので、もう少しみんな気軽にSplunkを使ってもっと活発にノウハウが共有できればいいなあ、と思っている。

なので技術書典でSplunkについての本を発表する予定だし、これから私もQiitaにちょっとずつ記事を投稿しようと思っている(本で書こうとしたけどボツにしたネタとか)。10月の技術書典、興味があったら寄っていただけるとありがたいです。本記事投稿時点ではまだブースの場所も未決定だけども。